Dioic
第2章 目覚め
母さんはとってもびっくりしていた。
ぼくはどうしたらいいのかわからず、良平に何故か罪悪感を感じた。
ぼくがちゃんと良平に忠告してれば骨を折ることもなかったかもしれない。
そう思って、良平に申し訳なくなった。
高1の夏、長野にある別荘に家族で行った。そこには良平が気に入っている乗馬ができる牧場があり、毎年夏休みにはみんなで羽を伸ばしに行くのだ。
別荘で二晩過ごして、朝食を食べている時。
急に目の前に見えた。
良平がいつものように馬に乗っている。楽しそうだ。ぼくは怖くて乗れないんだけど、良平が時々後ろに乗せてくれる。
手綱を引いて少し走ってくるね!と良平が草原へ向かって行った。
父さんが笑う。
良平が20メートルほど馬を走らせてUターンして帰ってくる。
なんだか馬の様子が変だ。
あれ?良平が乗っているのに前足をあげてーーー
ドサッ
「りょ、良平!!!」
「ど、どうした純」
きょとんとしてサラダを食べている良平。父さんがコーヒーをソファーに座って飲んでいて、母さんがその隣でスープを飲んでいる。
「・・・あれ?」
「どうした、俺なんかした?」
「う、ううん!何でもないんだ!昨日変な夢見て思い出しちゃった・・」
「変な夢?俺が出てきたの?」
「う、うん!でも大声出したら夢忘れた」
「変なのー寝ぼけてる?」
良平が笑いながらぼくの頭を撫でる。
同い年なんだけどな。
なんだか少し馬鹿にされてる?
ぼくはどうしたらいいのかわからず、良平に何故か罪悪感を感じた。
ぼくがちゃんと良平に忠告してれば骨を折ることもなかったかもしれない。
そう思って、良平に申し訳なくなった。
高1の夏、長野にある別荘に家族で行った。そこには良平が気に入っている乗馬ができる牧場があり、毎年夏休みにはみんなで羽を伸ばしに行くのだ。
別荘で二晩過ごして、朝食を食べている時。
急に目の前に見えた。
良平がいつものように馬に乗っている。楽しそうだ。ぼくは怖くて乗れないんだけど、良平が時々後ろに乗せてくれる。
手綱を引いて少し走ってくるね!と良平が草原へ向かって行った。
父さんが笑う。
良平が20メートルほど馬を走らせてUターンして帰ってくる。
なんだか馬の様子が変だ。
あれ?良平が乗っているのに前足をあげてーーー
ドサッ
「りょ、良平!!!」
「ど、どうした純」
きょとんとしてサラダを食べている良平。父さんがコーヒーをソファーに座って飲んでいて、母さんがその隣でスープを飲んでいる。
「・・・あれ?」
「どうした、俺なんかした?」
「う、ううん!何でもないんだ!昨日変な夢見て思い出しちゃった・・」
「変な夢?俺が出てきたの?」
「う、うん!でも大声出したら夢忘れた」
「変なのー寝ぼけてる?」
良平が笑いながらぼくの頭を撫でる。
同い年なんだけどな。
なんだか少し馬鹿にされてる?