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Dioic

第1章 異形

良平を思うと、女が疼く。

疼いて疼いて、もどかしく、痒くなる。

セックスを定期的にするようになったのも高校に入ってからだ。
これは、女が、良平を求めてるのか。

でも僕だって良平のことは大事に思ってるし、大好きだけど。

良平に向けてるのはそんな感情じゃない。
だって僕は男だぞ。

そう思っても、良平と話せば疼き、良平に触れられれば疼き、良平と目が合えば疼いた。


この感情は、何なんだ。
僕は男なのに良平を恋愛対象として見ている?
いや、そんなはずないそんなはず。
でも女が疼くっていうことは男性として好きなのか。でも僕は男であり女。
ということは、僕は良平が好きなのか?

そもそも僕は女が好きなのか?
今まで女の子を好きになったことはない。告白されて付き合ったことはある。2回ほど行為もしたが女がよがる姿を見ていつも思う。
男って退屈。

いや、そんなことない。

退屈じゃない。あなただって手を押さえつけられ、首を絞められ、思いっきり犯されたいんでしょう?

そんなこと思ってない。
黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ

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