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〈シーナ〉と〈零の剣〉…エリシアが…残った。
「これの事は…気にしなくて…良いですよ…。」ぺこりー頭を垂れる〈零の剣〉。
「はい。〈シーナ〉様…。」
「それにしても…七人も…子供を生むとは…。」
「愛し合って…いましたから…。でも…私も…驚いています…。」
「孫は、十五人…ですか？！。」
「十八人に…もうじき…成ります…。曾孫が…三人…居ます…。」
「あれが…居なくなって、一年程で…騒乱が…二度も…有りましたからね…。あなたにも…大変…辛い…決断を…させましたね…。」
「仕方ありません…。それよりも…命を…助けて頂き…ありがとうございます。」
「操られて居ただけですからね…。」
「それでも…先導した…罪と、〈剣〉様を…傷つけた…罪は、重いと…思います…。」ふっー口元を…緩ませるシーナ。
にっこり…笑うエリシア。眼だけで………語り合う二人。
時が…ゆっくり……流れていく。