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幻星記外伝~騎士物語…初恋

第7章 エリシア

「ねぇーー早く!!!。」ミラ達侍女軍団を急がせる…エリシア。ミラは、何時も通り…支度を…している。
「心配ない…!!。時間なら…まだ…ある。」仕切りを…挟んだ隣で…〈刀〉達によって…〈剣〉色の服に…着替えさせられている〈先代六の剣〉。〈シーナ〉の命によるものだ。
〖折角の花嫁姿……〈喪服〉で…見るのは…持ったないですからね。〗
〈六の剣〉が、飾りの三点せっとを恭しく…持って入って来た。髪飾り、耳飾り、胸飾りの三つを指す。
それを…〈副官〉ソラとテオトリシュが、耳飾りと胸飾りを受け取り…付けていく。最後に…髪飾りを…〈六の剣〉が、付ける。そこにあるのはーー在りし日の!!〈先代六の剣〉の姿。
「はい!!。おとなしくして…」髪飾りを…エリシアの頭の上に…慎重に!!載せると…七本の長い…宝石を…散りばめられた黄金の鎖を髪に…絡ますミラ。裾を方々に…引っ張って…整えている侍女達。
「ねぇーーまだ……!!。」最後の一本を…絡ますと
「はい!!!出来上がり!!!。」立ち鏡を持ってくると…エリシアは、どきどきしながら…立つ。くるくると…後ろ姿を気にするエリシア。ミラは、ふぅー小さな…息を吐くと
「とっても!!綺麗よ!!!。」
「本当?!。」
「出来たのか?!」振り向くエリシア。〈先代六の剣〉の姿に…涙ぐむ。ふっー変わらぬ苦笑じみた…笑顔に…涙を堪える。その代わりに…ぎこちない…笑顔を見せる。
「綺麗だ…。」青色の少々…古ぼけた…時代遅れの花嫁姿のエリシア。
見つめ合う二人。そっと…立ち去る〈刀〉達と侍女軍団。皆…一礼し、立ち去る。最後から…二番目に…ミラが、深々と…貴婦人の…最高礼をして立ち去る。そして、最後に……〈六の剣〉が、深々と…頭を…垂れ上げると、〈先代六の剣〉と視線を…合わす。一瞬の…間ーーー交錯する様々な想い……感情を…押さえ込み…再び……深い…お辞儀をすると…名残惜しそうに……立ち去って行く。

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