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長い…間が続いた。開口を…開いたのは、〈先代六の剣〉。
「俺に…妹が、いるのは、前に…話しただろう…。」相づちを…待たずーー話し始める。
「俺の妹は、15で、死んだ！。殺されたのも…同じだ！！。変態領主に…無理やり……側室………。体裁を守る為、自死した。俺が、初めて……殺した人間だ！！！。俺は、〈シーナ〉様に…連れて来られた…最初の〈剣〉だ！！。そして、最後の〈剣〉でもある。〈シーナ〉様は、〈シセリウス〉陛下のもう一つの…お姿だ！！。」
「！！！？。」
「〈零〉は、陛下の…人形だ…！。」
「人形？！…。」
「いずれ…分かる…。」
「おまえが…婆さんになる頃には、陛下の…統治が、完璧に…なるだろう…。」
「ほーんとう？！。戦争が、無くなるの？！」
「あぁ…。今は…まだ……無理だろうが………。必ずなぁ………。約束は………出来ないが……………。」最後は、押し殺した声で…終わった。ふぅーーー長い…息を吐くと
「リオンは、〈ほこ〉にした…。」
「〈ほこ〉？！！！。」
「〈剣〉と〈刀〉の間の〈騎士〉だ…。あいつを入れて…9人いる。3人…？。4人…か…。〈誓いの儀〉を…終えて…成ったのは…。5人は、自らの意志で…。この先も…余り…成る者は…居ないだろう…。」
「？！！。」
「特殊過ぎて…。〈シーナ〉様に仕える者…だからな…。
まぁ…半分は…〈エイラハーン〉殿に…仕える事になるがなぁ…。」
「〈エイラハーン〉…様？！。」
ミラの遠い…親戚に当たる…。曾祖父…ぐらいの…従兄弟だった……かな。確か…〈四〉の大叔父でも…ある。……はずだった…。ミラに…よく…似ている。」
「……。」
「人間で……最初に…かしづいた…者だ！！。」
「！！！。」
「話は、これくらいして…お前の…姿を…焼き付かせて……くれ！。」
「う、うん！！。」ゆっくりと…回る…エリシア。涙を…必死で！！－－堪え…ぎこちない笑顔を見せながら…。
「たくさん…子を産めよ！。」
「うん！！。」
「長生き…しろよ…。」
「うん！！。」
「つがいとは、仲良く…しろよ…。」
「う、うん！！。」
「また…来て…くれよ…。」
「う…。」こんこんー戸を叩き、一礼すると…躊躇なく入って来るソラ。
「〈先代〉様…。お時間です。」
「わかった！！。」ぽろぽろと…大粒の涙を…零すエリシア。
「エリシア…見送って…くれるか？！。」こくりー頷く。