無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「うわっーーー！！！。すごい！！！。」〈シュレイアル城〉の中に…入るや否や、感嘆の声を…上げる。目的も忘れ、ぽーかんとなってしまうエリシア。
「何だ！！。ちびこいがきは！！。」
〔ちびこいですってーー！！。〕反撃の声を上げる前に…またしても…口を…ぽーかんとしてしまう。
茶色の長い髪に…派手な翠柱石の髪飾りを付けた深い…緑色の瞳の二十代前半の見目麗しい…青年に！！。
〔うわっーー！！！……綺麗！！！…〕
「〈深緑の剣〉のご無礼だろう！！。」後から現れた…またしても…見目麗しい…青年。こちらは、深い…茶色の長い髪に…蒼い瞳の…十代後半…翠柱石の耳飾りを付けているー〈六の次代〉である。ばらばらと…後ろから現れた〈六の刀〉達に…取り囲まれる。彼等も、二人に比べれば…少々…劣るが、十分…美形である。呆気に…取られ過ぎて…声が、出せない。
「おやーー！！。早かったですね。」奥の階段から現れた…これまた、美形！！。青みがかった黒色の長い髪と瞳…黒曜石の額飾りを付けている。
「〈九〉！！。」
「陛下が、〈謁見の間〉で、お待ちです。」
「何だ！！…いつもの…あれか！！。」
「ええ！！。」
「人間も懲りないなぁ！！。」呆れた顔をする〈六の剣〉。話が全く…飲み込めないエリシア。
「仕方が無い！！。付いて来い！！。」〈六の剣〉が、手招きをする。
「何を…している！！。」声を…荒げる〈六の次代〉。〈六の刀〉達に…囲まれたまま…仕方なく…付いて行く。