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光を探して

第1章 パパがいなかった頃


当時わたしは関西に住んでいて近所には同じ幼稚園に通ってる友達がたくさん住んでいた。
ママは夜働きに出ていたけど秋がいたから寂しくはなかった。


「何で莉心ちゃんと秋くんちはパパおらんの?」


いつも通り砂場で遊んでいたら華ちゃんに聞かれた。
わたしは気が強い華ちゃんが苦手だ。

「分からん。」

「何で分からんの?
パパおらんとかおかしいやん。」

「何でおかしいん?」

わたしがそう聞くと華ちゃんは変な顔してどこかに行った。
パパがいないとそんなにおかしいのかな?

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