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ふたつの鼓動

第1章 第1章








その頃 双子を授かることは非常に珍しく、


とくに10代のうちに二卵生の双子が生まれる例もほんのわずかだった。





そんな中めでたくふたつの生命がお腹に宿り、
両親は神様からの贈り物だと飛び上がり喜んだ。










そんな若い夫婦は、現在にいたってもまさに
「相思相愛」。そんな言葉がピッタリすぎるほど仲が良い







今日も2人は元気に二階から降りてくる
愛娘の長女 玻七灯(わたし)をにこやかにみつめていた







ズズゥ......





「おはようはなび」





コーヒーをすすり どことなく大人のダンディーさを醸し出しながら わたしに優しい声をかけるパパ









「おはよっパパママ」


















2人に挨拶してから席に座っていただきマースっと用意された朝ごはんを頬張る









「おとまだ起きんて、今日もお昼からいくゆってたで~」









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