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第2章 はじめまして

しずかちゃんと
連絡取れないのは気になるが、
おふたりもラブラブ過ごしてるんだろう。

ハタガヤくんとは
二人でも話しやすくて、
かえって二人きりで良かったかも。


いいひとでよかったなぁ~。
餃子もおいしかったし。

ごきげんで
マンションのエレベーターを
待っていると
メールルームから人影が見えた。

――ユウくんだ!

やばい!
でも隠れるところはない。

ユウくんは前と全く変わらない感じで
わたしのとなりに立つ。


「今帰り?」

「う、うん。ユウくんも?」

「うん」

か…会話続かね~。

押していたエレベーターのボタンを、
もう一度カチっと押した。

すると、ユウくんが
「しずかちゃんと遊んでたの?」
と聞いてきた。


ユウくんには、
友達の話をたくさんしていたから、
私の交友関係はすべて把握済み。


「えっ?ああ、
最初はそうだったんだけど、
最後はなっちゃんと
ふたりになったよ」

「なっちゃん?新しい友達?」

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