
スノードロップ
第3章 好きになってくれますか?
「なにすんの、へんたい!」
「内容まで読んでねーよ」
「返して」
両手で取り上げて、内容を確認すると、
ハタガヤくんのLINEだった。
しかも超雑談の内容で、
急ぐ用件でもない。
ほーっと胸をなでおろして
スキニーの後ろポケットに入れた。
おしりがぱつんぱつんで入りにくい。
ユウくんは、
そんなわたしを見ていた。
「ちゃんと男いるんじゃん、
よかったな」
「男の子だけど、
へんな関係じゃないよ、ともだち」
「向こうはそんなことねーだろ」
「は?」
やけに突っかかる言い方をする。
「…いいじゃん、ユウくんは
わたしのことウザいんでしょ。
放っといて」
「ウザいなんて言ってねーだろ」
じゃあ…なに?
ユウくんのほうを見ると、
苛立たしそうにわたしを見ていた。
「こわい、ユウくん」
「オレはいつもこんなんだよ」
「そんなことない、今日は怒ってる…」
「え?聞こえね」
ママたちに
聞かれないように、
小声で話しているから
聞きとれない。
わたしは、
ベッドの上にいるユウくんの耳に
顔を近づけた。
その時。
「内容まで読んでねーよ」
「返して」
両手で取り上げて、内容を確認すると、
ハタガヤくんのLINEだった。
しかも超雑談の内容で、
急ぐ用件でもない。
ほーっと胸をなでおろして
スキニーの後ろポケットに入れた。
おしりがぱつんぱつんで入りにくい。
ユウくんは、
そんなわたしを見ていた。
「ちゃんと男いるんじゃん、
よかったな」
「男の子だけど、
へんな関係じゃないよ、ともだち」
「向こうはそんなことねーだろ」
「は?」
やけに突っかかる言い方をする。
「…いいじゃん、ユウくんは
わたしのことウザいんでしょ。
放っといて」
「ウザいなんて言ってねーだろ」
じゃあ…なに?
ユウくんのほうを見ると、
苛立たしそうにわたしを見ていた。
「こわい、ユウくん」
「オレはいつもこんなんだよ」
「そんなことない、今日は怒ってる…」
「え?聞こえね」
ママたちに
聞かれないように、
小声で話しているから
聞きとれない。
わたしは、
ベッドの上にいるユウくんの耳に
顔を近づけた。
その時。
