
スノードロップ
第3章 好きになってくれますか?
親のいる状態で迫られても、
嬉しさは感じなくて
やばい、やばいとしか
思わなかった。
首を舐められてもくすぐったくて
逃げ出そうとしたら、
やっとやめてくれた。
ユウくんは無言でメガネを取り、
顔を腕で擦る。
わたしはドキドキを抑えながら
すぐにベッドから離れて
イスに座った。
心臓が、心臓が。。
ユウくんのリアクションが
怖くて振り向けない。
この前言ってることと
やってること違うじゃん。
ユウくんがしたことは、
けしていい意味だったとは
思えなくて、
傷つく言葉が出される前に
わたしは話題を変えた。
「ユウくん、勉強の続き、しよ」
「うん。どこからだっけ」
何にもなかったかのように
ユウくんは立ち上がった。
部屋の中は、
まださっきの余韻が残っている。
わたしもユウくんも、
それに気付かないような顔で
勉強の続きを始めた。
でも、
ペンを持つ手が触れる。
向き合った膝が当たる。
説明を聞く時に、
視線が絡み合う。
ひと段落して、
残りあと10分になった時。
気まずい空気が再燃した。
前回はこのタイミングで
告白してしまったけど、
今日はもう何も言えない。
顔が見られない。
さっきの、何なの…
嬉しさは感じなくて
やばい、やばいとしか
思わなかった。
首を舐められてもくすぐったくて
逃げ出そうとしたら、
やっとやめてくれた。
ユウくんは無言でメガネを取り、
顔を腕で擦る。
わたしはドキドキを抑えながら
すぐにベッドから離れて
イスに座った。
心臓が、心臓が。。
ユウくんのリアクションが
怖くて振り向けない。
この前言ってることと
やってること違うじゃん。
ユウくんがしたことは、
けしていい意味だったとは
思えなくて、
傷つく言葉が出される前に
わたしは話題を変えた。
「ユウくん、勉強の続き、しよ」
「うん。どこからだっけ」
何にもなかったかのように
ユウくんは立ち上がった。
部屋の中は、
まださっきの余韻が残っている。
わたしもユウくんも、
それに気付かないような顔で
勉強の続きを始めた。
でも、
ペンを持つ手が触れる。
向き合った膝が当たる。
説明を聞く時に、
視線が絡み合う。
ひと段落して、
残りあと10分になった時。
気まずい空気が再燃した。
前回はこのタイミングで
告白してしまったけど、
今日はもう何も言えない。
顔が見られない。
さっきの、何なの…
