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Where is the love?

第1章 僕の中の悪魔と天使と

ふと、頭の中に変なノイズのような、でも鮮明な声が聞こえた

「どうかなさいました~?」

野間さんののんびりとした声が後ろから聞こえる

「いや~、セミが元気だな~っと思って」

適当なことを言って逃げる

そして診察室に着き、診察が始まった

30分後。。。

「あ~長かった」

僕はものすごく退屈で疲れるこの診察タイムが本当に嫌いなんだ

「お疲れ様でした」と告げる野間さんも苦笑いしていた

病室に戻る直前にものすごく眠くなって、僕は意識がなくなった


「ーーーですか?大丈夫ですか?!」

後ろから肩を揺すられる。耳の近くで高い声が聞こえる

「あ、大丈夫ですか?急にぐったりとされたので心配しましたよ!」

「全然大丈夫よ、むしろ気分がいいわ」

「へ?」

「それより早く部屋に戻してもらえる?」

「へ、あ、はい!」

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