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『甘い蜜』

第10章 甘い蜜 10





「ん…」

ドコだっけ、ココ…。

意識がハッキリしない頭で考えて、身体が重いのを感じ生徒会長にされた事を思い出してしまった。

「…はぁ、最悪だ。」

ポツリと呟いた後、辺りを見回した俺はホッと胸を撫で下ろした。

生徒会長に聞かれていたら何されるか分かったモンじゃないからな…

「…綺麗になってるし。」

起き上がった俺は整った制服や、汚れた違和感などが無いことに気づき…

生徒会長がしてくれたのだろうか…なんて想像して、考えるのを止めた。

例えしてくれたのだとしても、それはあの人が悪いワケだし?

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