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『甘い蜜』

第3章 甘い蜜 3

扉を開けた中にいたのは…
『忙しく生徒会の仕事をしている生徒会長』でなく…

『情事真っ最中の生徒会長』だったワケで…。

「…何か用?」

いやいや…、その状況でそのセリフはないだろ?

それでも一応、女の子を隠す為なのだろう…俺から見えない様に生徒会長が上着を被せていた。

って言っても生徒会長で隠れてるから意味ないし…。

見るつもりもない…。

「担任から預かりものが…」

って、それに普通に答えちゃってる俺もどうなのよ…。

「あぁ…、ちょっと待ってて。」

なにやら周りに放りっぱになっていた服を身に付け始める生徒会長に…

「いや、あの…置きにきただけだからすぐに帰ります。」

俺は慌てて答えた。

このまま居る用事もないし…

ていうより、気まずくなるから今すぐに帰りたい。

関わりたくないんだよね…、こういうの。

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