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どれぐらいの時間が経ったのだろう…

明るく差し込んでいた日の光はいつしか暗くなり…神崎は俺に抱きついたまま泣き続けて離れない｡

「俺にどうして欲しいんだよ…」

やっと出た言葉がコレかよ…とか自分で突っ込んでやりたくなった｡

「う゛～…」

俺の胸に額をくっつけたまま首を振られても､分かんねぇよ…｡

「…どうしたら泣き止んでくれんの？」

少しやり過ぎたのは俺だって分かってる｡

でも､こうやってくっついてるって事は俺に触れられたくなくて泣いてるワケじゃないだろうし…｡

「俺は…っ､アンタと､付き合うって…っ､決めたんだ､よ…」

涙が止まらないままの顔で俺を真っ直ぐに見つめてきたから…

「………｡」

ただ､それを見つめ返す事しか出来ない｡