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×××だけのプリンス

第5章 S&AOM 裏の支配者[リーダー]

今日は他のことでと言ったくせに
ちゃっかり雅紀を頂いた俺は
翌日不動産屋と一緒に内見に来ていた。


「ここはリビングですね。」


そう案内された部屋は、5人で暮らすには
十分なくらい広々としていた。


「いいですねぇ。ここに机で、ここにソファ。
テレビはここで、カーペット敷いて…」


独り言を漏らしながら、頭の中で想像する。

あいつらがここで、鳴いて俺を強請る姿を。


想像すればするほど顔が緩み、
下半身が反応してきているのがわかった。


未だににこにこしながら俺を見るその子。

ここで襲ってやろうかとも思ったけど、
そんなことしたら後でどうなるかわからない。


「あ、ごめんなさい。2階へ行きましょう。」


俺はなんとかそう言って、
不動産屋よりも先に歩き出した。


「あっ、階段こっちです!」


そう呼び止められ、恥ずかしさに襲われる。


「あ、ははっ、ごめんなさい…」


笑顔でそう返すと、
その子も笑顔でおれをじっと見る。


その子に連れられ、
2階へ上がると4人分の部屋。

それぞれ広さは違うけど、
そこらへんは自分達で話し合ってもらおう。


ニノなんかは、どうせゲームしか
しないんだからそんなに広くなくていい。

逆に智くんは多趣味だから
物置が大きくないといけない。


そういうことにも注目しながら、
俺はやっと内見を終えた。


「今日はありがとうございました!
ぜひご契約ください。」


俺はそう言った不動産屋に
車の中から手を振った。


さぁ、ここからどうしようかな…?

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