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×××だけのプリンス

第5章 S&AOM 裏の支配者[リーダー]

「智くーん。俺立っていーい?」
「へ?」


智くんは不思議そうに俺を見る。


「いいけど…」


俺は立ち上がる。


「歩いていい?」
「いいよ?」
「横座っていい?」
「んふふ、どうぞ♪」


智くんも面白くなってきたのか
何かのリズムにのって返してくる。


「もたれていい?」
「いいよ♪」
「一緒に住んでいい?」
「いいよ♪」
「手繋いでいい?」
「いいよ♪」
「やったー!」
「いいよ♪…んあ?」


智くんがノリにのって返しすぎた
最後のいいよ♪に2人で爆笑した。

うん、とりあえず智くんの了解は得た(?)から
勝手に引っ越し準備進めちゃっていいかな?


俺は智くんの手をにぎにぎしながら
その純粋な目を見つめて微笑んだ。

これが、えっちの時にはすっごく
色っぽくなっちゃうんだもんなぁ…

ホント、色んな意味でモンスターだよ。


「あ、智くん、今日家来れる?」
「うん、大丈夫。」


俺はニヤケる顔も抑えようとせずに
智くんのほっぺにチュウした。


「お酒とか用意して待ってるね♪」
「いいよ♪」





家に帰って、色っぽいバージョンの智くんを
俺は激しく求めたのだった。

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