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×××だけのプリンス

第2章 S&N+O 次の標的(ターゲット)

次の標的(ターゲット)、二宮和也と大野智。





雅紀に送ってもらって家に帰ってから、
俺はずっと計画を練っていた。

そして決めた次のターゲットがニノと智くん。


前からうすうす気づいてた。

ニノは智くんが好きで。
智くんはニノが好きで。

でも付き合ってはいない。
俺はそれを利用することにした。



「…ニノ?今日このあと何もないよね?
…飲み行かない?」


グラスを傾けるフリをしてニノを見る。

ニノはちょっと困った顔をしてから、


「すいません、ちょっと今日は用事が…」


ニノが智くんと約束していて、
それをすごく楽しみにしてるのは知っていた。

わざと、かぶらせた。
ニノが俺とヤってる間にも智くんのことを
意識するように仕向けるため。


「え、ニノ無理なの…?でもニノ…

…智くんといい仲になりたいんでしょ?
付き合いたいんじゃないの…?」


ニノは驚いた顔をしてから、ゆっくり頷いた。


「じゃあ今日、いけるよね…?」


ニノは迷いながらも、
最終的に俺の問いに頷いた。

少し後ろにいる雅紀の視線を感じた。

でもそれは気にせずにニノの肩を押して、
そこを後にした。



飲みに行くって行ったけど、
俺が向かったのは俺ん家で。


「なんで翔さん家なんですか?」
「いやー、なんとなく…?」
「なんとなくって何ですか(笑)」


ニノとは何か打ち解ける雰囲気があって
結構好きだったんだけど。

この雰囲気も次からはちょっと
ぎこちなくなってるのかな…?





途中でコンビニに寄ってお酒を買って、
ニノにバレないようにローションも買った。



「着いたよ。」


そう声をかけて、ニノと部屋へ向かった。

その間も会話は途切れなくて、やっぱり
その雰囲気は心地よかった。


「テキトーに座って。」


とりあえずビールを手渡して、乾杯した。

そうしてニノとの秘密の時間が始まった。


お酒を飲みながらメンバーや仕事の話をした。

それから2時間、
ニノはベロベロに酔っ払っていた。

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