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第1章 Love

((千晃side))






最近,直くんはいつも宇野ちゃんと喋ってる






宇「宇野ちゃんはかわいいなあ」







こんなこと目の前で言われたら妬くにきまってる







見てられなくて,店を出てしまった







((ううっ……寒っ…))








適当に歩いていると,公園が見えた







こんなところ,近所にあったのか








とても静かで,落ち着く場所だった








自然とさっきのことを思い出す








私が帰るという話をみんなにしたときも,ずっと宇野ちゃんとバカ笑いしていた






全く私の話に耳を傾けることはなかった






((きっと私に飽きたんだよね))








木がざあざあと音を立てる中で,少し目を閉じてブランコを漕いだ

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