
はしたない女の子は好きですか?
第1章 ▼たまらないのはこっちだ。
いや、別にこんなのマンガの話だし、ほかの漫画で女の子が積極的なのだってあるし、それを男の子が喜んでるのだってあるし。
こんなの、ある1パターンだって、こういう人だっているかもってことだけど、皆がそうじゃないってわかるけど…
新さんがそうだったらどうすればいいの?
明日新さんから来なかったら自分から言おうと決意したのに、せっかく真実にも応援されたのに、でも、新さんがそういう女の子が嫌いだったら?
それ以前にそういうことに興味がなかったら?
新さんがはしたないのが嫌いだったら…
嫌な考えは止まらない。
考えるな考えるなって思うほど、嫌な考えは止まってくれない。
誘ってみて、新さんに軽蔑されちゃったら。
それこそ耐えられない。
私は布団を頭まで被って、スマホの画面を暗くした。
明日になってさっきの漫画のことなんて忘れちゃえばいいんだ。
そしたら明日、新さんをえっちに誘えるんだ、何も気にせず。
さっきの漫画なんて、ほんとただの1例で、そんなの皆じゃない。そうだそうだ。
自分に何度も言い聞かせる。
でも、そういうのが意味無いのは自分が1番よくわかっていた
