
はしたない女の子は好きですか?
第1章 ▼たまらないのはこっちだ。
家で私はファッションショーをしていた。
真実に話して3日目、新さんからデートのお誘いが来た。
夜ご飯を食べに行こうとのことだ。
私はクローゼットの中の服を引っ掻き回して明日の服装を考え込んでいた。
いつも新さんとのデート前日はこんなもんだ。
明日はとうとうえっちするんだ…
そう思うと、ベッドに転がり込んでシーツにくるまりたいくらい恥ずかしい。
でも、私はしたいし…
新さんもそう思ってくれてると嬉しいな。
私は服装を考えるとハンガーにかけてひっかけた。
そして布団に潜り込む。
「少し漫画でもよもっかな」
スマホのアプリで配信されるマンガを読む。
少しえっちな内容で、でも私達の間ではとても人気だ。
私も新さんに…
胸とか触られちゃうよね。下だって…
「下ぐちゃぐちゃだな」
とか、言われちゃうかな。
甘くもはしたない妄想を抱いては、顔をあからめて布団に顔を埋める。
新さんはどんな感じでえっちするのかな。
そう思いながらマンガをすいすいと読み進める。
しかし、とある漫画でピタッと手が止まる。
それはドS系の男の子の話で、絵が気に入ってて読んでいたのだけれど、
『女はしおらしいくらいが丁度いいんだよ。イケイケなやつは萎えちまう』
男の子のセリフで私は思わず手を止めてしまっていた。
