
はしたない女の子は好きですか?
第5章 ▼たまには乱れてどうでしょう
弘樹は優しいな。
でも、なんか簡単に気が晴れてくれないや。
私はそのまま黙々とご飯を食べてごちそうさまをする。
「あ、お風呂…」
「んーん。シャワーだけ浴びるから、お湯浸からないから今から入るね」
「うん…」
だめだな。
なんか気持ちが重いままだし、弘樹にも明るく出来ないし、弘樹が優しいこと言ってきてるのに気持ちが切り替えれない。
けっきょくローテンションのまま弘樹と話しちゃって、弘樹にさらに気をつかわせちゃってる。
私は食器を片付けると、着替えの用意をしてお風呂のほうへと向かった。
全てをぬいで鏡を見る。
なんだか顔は疲れているようにみえる。
それに肌だって少し荒れているし、なんかお腹も少し出てきたかも?!
なんかストレスが体にあらわれてきちゃってるなぁ…。
鏡を見てもため息しか出てこない。
体の崩れが目について余計テンションが落ちてくる。
あぁもう、とりあえず熱いシャワーでも頭から浴びてリセットしなきゃ。
