
はしたない女の子は好きですか?
第5章 ▼たまには乱れてどうでしょう
弘樹の指が、いつの間にやら胸の位置へと移動していた。
そして、服の上から私の胸の突起を擦る。
「ん、ふ……」
指が擦るようにスライドして胸の突起を刺激している。
甘い刺激にピリピリする。
私は寝るときブラをつけたがらないものだから、弘樹の格好の的だ。
突起がピンとなっているのは、少し薄手の素材のTシャツから分かる。
そこを弘樹は執拗に責める。
「んっ、ふっ……」
「声、我慢してるの?」
弘樹が首筋にキスをしてきて、思わず声をあげそうになるがぐっとこらえる。
胸への愛撫は相変わらずで、私は必死にこらえていた。
「なんで声我慢してるの?」
「隣の人、きこえちゃうから…」
だから弘樹とえっちをするときは、いつも声を我慢するか、お隣さんが出張のときなどを狙っている。
人にきかれるなんて恥ずかしくて耐えられない。
私は今日も必死に声を我慢していた。
「志織の声きかせてよ」
「っ……!!」
首筋にカリッと歯を立てて、突起を少し強くつまむ。
背筋がきゅっと反って、思わず声が漏れそうになるが我慢する。
