
はしたない女の子は好きですか?
第5章 ▼たまには乱れてどうでしょう
「…どうしたの今日」
「だって…」
「ん?」
「ここ最近、仕事が忙しかったし…お隣さんが留守の時もそんなになかったから久しぶりで…それなのに弘樹が、弘樹が…」
「オレがどうしたの?」
「…ローターなんか使って、イかせるから…」
「えっちモードに入っちゃった?」
「うん…」
私を少し起き上がらせて、弘樹はまたぎゅーと私を抱きしめた。
そして首筋に顔を埋めた。
弘樹の髪がチクチクと肌にささって少しくすぐったい。
そして、私の肌に顔を強く埋めるように、うりうりーと顔を左右に振りながら肌に顔を押し付ける。
「くすぐったいよ」
「だって志織が可愛いんだもん」
「なにそれ」
「いっつももうちょっと仕事モードがぬけてないのに、今日はデレデレだもん」
「久しぶりのえっちだし、疲れてたから甘えたくなっちゃって…」
「ふふ」
弘樹がそのまま私を押し倒して、ベッドが大きく軋んだ。
犬みたいにじゃれてくるな、今日は。
