
はしたない女の子は好きですか?
第6章 ▼制服を脱いで。
「あ…」
「来たな」
プールの入り口には先生がいた。
私は軽く会釈をして入り口を通ろうとすると、先生が先に入っていった。
私のこと待ってたのか…。もしかして今日の補習って私だけとか…。
「あの、今日の補習って私だけですか?」
「そうだね」
「他に補習の子とかいなかったんですか?」
「いたんだけど、今日からあれが始まったとかでね」
「そうですか…」
私1人か…。
それ少し嬉しいぞ。というか大分嬉しいぞ。
先生と2人っきりの気まずさを打ち消すようにその嬉しさは大きい。
まぁ先生と2人っきりがいいっていうわけでもないけど、人がいないのはいいや。
私は少し明るい気持ちで更衣室に行って着替えをする。
だけど着替えの段階で、気持ちはまた下降していくハメになった。
やっぱりなんかなぁ…。
クラスの人とかほかの人に見られないにしても、先生にこれを見られるのは…。
コンコン。
「ひゃっ」
「時間かかりすぎ。もういい?」
