
はしたない女の子は好きですか?
第2章 ▼本当の本当は
先輩が私の口を塞ぐ。
うぅ、またキス。
そらそうにも、頭はしっかりと先輩にホールドされているし、手で反抗することはできなくなっている。
首から下では、先輩があいたほうの手で制服のシャツのボタンを丁寧に外していた。
これまた抵抗出来ない。
今の私は抵抗することの出来ない状況下だ。
先輩がボタンを全部外し終わって、私のシャツは前が全開だ。私の肌を隠すものは薄いキャミソールだけだ。
その間も先輩はずっと私の唇から離そうとしない。
「ふ、んっ?!」
先輩がキャミソールの上から私の胸の敏感な部分に触れた。
ブラは外されてずらされているため、もう防御力はゼロだ。
先輩の指の感触と、布の摩擦が私の胸の先端を刺激する。
ずっとキスはやめてもらえず、ほんの隙間から私の声だけが漏れる。
そのため脳を回る酸素濃度はだんだんと薄くなって、今の状況をさらにわけのわからないものへと作り上げる。
「ん、んく。ふぁ、あぁっ!」
口が塞がっていると思ったから、少しくらい声が出ても我慢をあまりしてなかった。
それなのに、急に離すなんて…
もともと響きのいい部屋で私の声が響く。
それが恥ずかしく私はふいっと顔をそらす。
そして先輩はそんなわたしを嘲笑うかのように、耳を甘噛みした。
