
はしたない女の子は好きですか?
第1章 ▼たまらないのはこっちだ。
キスでしっかりと昂らせられた私の身体は宙ぶらりんの状態で放置さらた。
熱っぽい身体の両肩を手で包み込む。
新さん、新さん。
新さんにキスされて、そのまま服を脱がされて、胸に触れられて、昂った先を指先ではじかれて…
「由美はやらしいね」
妄想の中の新さんの言葉にはっとする。
私、なんてはしたない。
いつもこんな事を考えては、新さんに恥ずかしい言葉を言わせて感じてしまっている自分がいる。
はしたない、はしたない。
頬を両手で包み込んでは、私は熱を冷ますように顔を軽く振った。
次のデートこそは、次こそは…
新さんだって、しようって言ってくれるよね?
新さんだって健全な人だし、24歳の社会人だし。したいに決まってる。
私は意気込むと、翻して家へと入った
