
はしたない女の子は好きですか?
第3章 ▼もっとみたい
家について、まずリビングでさっき買った昼食をすませた。
そして食べ終わると、コップにジュースを注いでひーくんと一緒に私の部屋へと上がる。
「あんま綺麗じゃなかったらごめんねー」
まぁ昨日掃除したんだけど、決まり文句決まり文句。
というか、ひーくんを家に呼んだり部屋に入れるの考えてみたら初めてだなぁ。
「あ、そこに座って」
テーブルにジュースと、さっき買ってもらったお菓子をならべる。
そして、テレビの電源を入れディスクを入れる。
なんだか落ち着かないなぁ。
自分の部屋に自分以外の人がいるの自体そんなにないし、その人がひーくんだもんなぁ。
しかも、近くの引き出しにはアレが入ってるし…。
なおさら落ち着かないや。
「えへへ、つけるね。映画」
「あ、うん」
私は再生ボタンを押すと、ひーくんの隣に座った。
しかもすぐ後ろはベッドだ。
なんかひーくんがすぐ近くにいて、ベッドがすぐ近くにあって、今家に私達以外いなくて…って。
こんな状況に緊張したり、なにかしようと思ってるのは私だけなのかな…?
