
はしたない女の子は好きですか?
第3章 ▼もっとみたい
その言葉をきいて、私は手を止めた。
そして手の動きをゆっくりとする。
ひーくんは苦しそうに体をよじらせた。
「り、梨奈…」
「ん? 痛い?」
「違う、けど…気持ちいけど………焦らしちゃやだ……もっとはやく、して」
普段のひーくんからは考えられないほど、甘くてやらしい言葉をいう。
それが可愛くて、したとか胸がきゅんとするのがわかる。
でもひーくん、私は、私は…
「イかせてあげない」
「えぇっ?! なんで…」
「いじわる」
ねっとりと、さっきからひーくんのモノをかまっている右手をぺろっと舐めた。ひーくんの粘着質な先走りの味。
美味しいわけじゃないけどそれほど不快感があるわけじゃないな。
「梨奈、きたないよ…そんな」
「そんなことないよ。で、ひーくんどうしたい?」
まだなお、先っぽからは透明な粘着質な液体が出ている。
指先ですくうとネバっとのびる。それをまた口に含む。
ひーくんは恥ずかしそうに顔を背けた。
「イかせて、ほしい…」
