
おさななじみ。
第2章 欲情
ドサッ。
私の身体は、ベッドに沈んでいた。
……えっ?
明らかに押したのは、翔太。
「……しょう……た?」
ゆっくり、翔太の唇が動く。
色気を持って。
「……なぁ結菜……、俺を誘ってるの?」
……え?
「何……言って……」
「俺だって男だよ?ただの幼馴染みじゃないよ?
シャンプーとボディーソープのいい香りさせてタオル1枚で帰ってきたってことは、誘ってるんだよな?」
えっ……!
「や、違っ……ん……!」
言い返そうとした時には、もう翔太の唇は私の唇にくっついてた。
そのキスは、どんどん強く深くなっていく。
「ん……んぅ……っ」
口をこじ開けて舌が侵入してくる。
何か変なもののようにそれは蠢く。
くちゅ、と音を立てて。
