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リアル

第4章 4

ガールズオンリークラブは沢山の女の子達で盛り上がっている





大音量で流れる音楽は体の奥に響く




抱き合ってキスする女同士のカップル




幸せそうに見つめ合っている




ゆうはフロアーを背にビールばかり飲んでいる




ふと、隣の席に目をやると女性が座っている





さっきからずっと座ってるけど、踊らないの?




下を向いてお酒を飲んでいた女性にゆうは声をかけた




あなたもね。




ふふっと女性は笑って答えた




ゆうはハッと気付かされ笑った



踊りますか?



右手を差し出すと女性はお酒を置いてゆうの手の平の上にそっと自分の手を置いた




ヒールを履いた女性は妖艶な笑みをみせ、ゆうに背を向ける




長い髪をかき上げると細いうなじがチラリと見えた




ゆうが女性の背後から抱き締めるように体を近づける



細い体に沿うように手を這わす




ゆうは触れて来ないが体中で熱を感じる




女性がゆうの腕を見た




すごい…血管…




細い指でゆうの血管をゆっくりとなぞる




Tattoo入れてんだ…これだけ?




他にもあるか身体中調べてみる?




ゆうが悪戯な顔で微笑む






狭いクラブのトイレで女性はゆうにキスをした




やっちゃんの顔が頭に浮かぶ




長いキスをしていると頭の先から突き抜けるようにビリビリと電流が走る




抑えようとしても興奮で息が上がる




すげえ、ムシャクシャする





強引に女性の服を捲し上げ胸に顔を埋める





一度イッてしまうと、何度もゆうにイかされてしまう




声が外に聞こえないように、と




ゆうが左手で女性の口を軽く覆う




ゆうの荒い息が耳にかかり、また女性はイってしまった




もう帰るの?



うん。明日仕事だからね。



ズボンのベルトを締めながらゆうが答える




また、会える?




うん。また次のイベントで。



そう言うとゆうは店を出て暗い路地裏を歩いて行ってしまった

















































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