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第3章 淫猥な操り人形

腕から優花を降ろすと真聖はバスローブを羽織り、唇の雨を降らせながら優花の体をタオルで拭った。
優花を抱えて寝室に戻るとベッドに座らせて鈍い金属音を立てながら優花の足首に嵌めようとすると
「…お兄ちゃん」
「どうしたんだ?」
真聖の機嫌を窺いながら
「…これ…もう…脚に嵌めないで」
真聖は優花と目線を合わそうとしない。
「…だって…ちゃんとお兄ちゃんの帰り…待てるようになったでしょ?」
やわらかな微笑みを優花に返して慣れた手つきで優花の赤く腫れた足首を持ち、軟膏を塗ると足枷を嵌めた。
「優花が誰のものなのかちゃんと理解するまでは外せないよ」
表情を歪める優花に小さく口付けた。
「また新しい下着を買ってきてやったぞ」
玩具が入っていた紙袋から取り出して優花の隣に置いた。
「…もう…そんなの…着たくない」
優花が小さく反抗すると真聖が豹変して
「何で俺の言うことが聞けないんだ」
優花をベッドに転がすと、真聖は馬乗りになった。
「…かはっ…んんぐ…っ」
突然真聖に首を締められて、優花は真聖の指を必死に剥がそうとする。
熱が上昇してきて意識が朦朧としていく。
優花の指先に力が抜けていき、腕が垂れ下がると真聖の指が緩んで優花は咳き込んだ。
真聖は抱えるように優花を胸に抱きしめ、髪を優しく撫でた。
「優花が悪い子だからいけないんだぞ」
突然の恐怖に優花の頬に涙が伝った。
「泣くなよ…お兄ちゃんが悪かったよ」
優花の頬を優しく撫で、涙を唇で吸い取った。
「機嫌直して着替えしような」
「…うん」
肌を徒に晒す下着に着替えさせると
「ほら、可愛くなっただろ?」
「…うん」
「優花はやっぱり白が一番似合うな。まるで天使みたいだ」
優花の髪を絡めるように撫でた。

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