
陽だまりの唄
第2章 恋愛模様 in 隠れ家 ①
タカさんの料理は1ヵ月ぶりかも。
仕事の疲れを癒してくれるお店の雰囲気も好きだなぁ。
そんなことを思いながら料理を堪能していたら。
「俺にもタカめしちょうだい」
そう言いながら私の隣に座ってきた人。
その声にドキッとしながら、ちらりと隣を見てみれば…あ、やっぱり…。
「…立花さんだ」
よかった…。声は上擦ってない。
「うん、久しぶりだね。陽菜ちゃん」
「最近仕事が忙しかったから…」
「お疲れ様だね、陽菜ちゃん」
端正な顔を綻ばせて微笑んでくれる彼は、いつ見てもカッコいいなと思う。
くしゃっと笑うとまるで少年みたいな雰囲気になる。
彼、立花理人(たちばな りひと)さんも、私と同じくこの店の常連さんの一人だ。
「こんな早い時間に立花さんが来るなんて珍しい」
そうかな、と立花さんが笑う。
もう、ドキドキが止まらないよ。
料理もお酒も美味しいけど、立花さんに会いたくて、私はこの店に足を運んでる。
多分、じゃない。
立花さんが、好き…。
でも…この気持ちは…伝えちゃいけない。
だって立花さんは、私が独り占めしていい人じゃないから。
空港ロビーや電車の中で見た宣伝ポスター。
街中で見かけた広告塔。
立花さんが、モデルの"RIHITO"が、今日も至るところに溢れてた。
人気モデルの"RIHITO"とご飯を食べたりお酒を飲めるなんて贅沢すぎる。
「空港で飛行機の…宣伝、見ました」
「ほんと?俺、かっこよかったでしょ」
あははっと笑いながら私の顔を覗きこんでくるから、頬が熱くなってしまう。
「…かっこよかった、ですよ?」
「え!なんで疑問形?自信作なんだけどなぁ」
色々な話で飽きさせない立花さんと笑い合えるこの時間がすごく幸せ。
時々タカさんが茶々を入れると、立花さんは拗ねたような顔をする。
そんな二人を見ながら私も笑いが止まらなくなって。やっぱりこうやって近くにいられるだけでいいなって、満足しちゃった。
仕事の疲れを癒してくれるお店の雰囲気も好きだなぁ。
そんなことを思いながら料理を堪能していたら。
「俺にもタカめしちょうだい」
そう言いながら私の隣に座ってきた人。
その声にドキッとしながら、ちらりと隣を見てみれば…あ、やっぱり…。
「…立花さんだ」
よかった…。声は上擦ってない。
「うん、久しぶりだね。陽菜ちゃん」
「最近仕事が忙しかったから…」
「お疲れ様だね、陽菜ちゃん」
端正な顔を綻ばせて微笑んでくれる彼は、いつ見てもカッコいいなと思う。
くしゃっと笑うとまるで少年みたいな雰囲気になる。
彼、立花理人(たちばな りひと)さんも、私と同じくこの店の常連さんの一人だ。
「こんな早い時間に立花さんが来るなんて珍しい」
そうかな、と立花さんが笑う。
もう、ドキドキが止まらないよ。
料理もお酒も美味しいけど、立花さんに会いたくて、私はこの店に足を運んでる。
多分、じゃない。
立花さんが、好き…。
でも…この気持ちは…伝えちゃいけない。
だって立花さんは、私が独り占めしていい人じゃないから。
空港ロビーや電車の中で見た宣伝ポスター。
街中で見かけた広告塔。
立花さんが、モデルの"RIHITO"が、今日も至るところに溢れてた。
人気モデルの"RIHITO"とご飯を食べたりお酒を飲めるなんて贅沢すぎる。
「空港で飛行機の…宣伝、見ました」
「ほんと?俺、かっこよかったでしょ」
あははっと笑いながら私の顔を覗きこんでくるから、頬が熱くなってしまう。
「…かっこよかった、ですよ?」
「え!なんで疑問形?自信作なんだけどなぁ」
色々な話で飽きさせない立花さんと笑い合えるこの時間がすごく幸せ。
時々タカさんが茶々を入れると、立花さんは拗ねたような顔をする。
そんな二人を見ながら私も笑いが止まらなくなって。やっぱりこうやって近くにいられるだけでいいなって、満足しちゃった。
