僕は君を連れてゆく
第25章 お祭りの後は…
洗面所でパンツを手洗いして干した。
もう、いいや、このまま寝ちゃお。
リーダーはベッドに入ってスマホをいじっている。
「ノーパン?」
「なんだよ…」
「別に…」
鼻でフフンと笑った。
「なにしてんの?」
「ん?」
俺たちのグループメールを見てるリーダー。
「相葉くんのロケ?」
「ニノと一緒だったからな。今日は。」
「ねぇ、いつからなの?」
「なにが?」
「ニノとさ…」
「俺から言っていいのかな…でも、ニノは俺が初めてじゃないよ。多分だけど、ここが最初じゃない?」
と、メールに届いたニノと相葉くんの2ショットの写真をタップした。
顔を近づけて写る二人。
「え?そうなの?」
「多分ね…わかんないけど…」
「リーダーは?最初は誰なの?」
「…知りたい?…」
「…いや、いいや。」
「いいんだっ!でもニノとは付き合ってるわけではないよ。向こうもいると思うからね…」
「嵐、乱れてんな…」
「本当だな。」
リーダーは特に俺に何かを聞くわけでもなくて。
「そろそろ、寝るか?」
ごそごそとベッドの右側へ寄った。
そして、空いた左側をトントン叩いて、ほれ、入れと言った。
「いや、俺、帰るよ。なんか…色々、衝撃すぎて頭ん中、整理したいし…」
「何、急に普通なこと言ってんだよ。大丈夫だよ。」
ケラケラ笑って、また、ベッドを叩く。
気が引けるけど何度言っても同じことだろうとイソイソと隣に寝転んだ。
ベッドのスプリングがギシギシ鳴る。
俺は仰向け。
リーダーは俺の方を見てる。
「本当はさ、松潤にいれたかったんだよね…」
「え゛っ!!!マジで?」
「うん。でも、いれたくなっちゃったからさ…」
「ビビったから、起きたらリーダーが上にいるんだもん。それに、なんかすげぇ、気持ちいいし。」
「いい、目覚めだったろ?」
リーダーは眠いようでだんだん、声が小さくなっていく…
「ね、ニノは相葉くんとはどっちなのかな…」
「ん?知らね…でも、濡れないのにめんどくせぇって言ってるから受けるだけじゃないの?」
「めんどくさいんだ…」
よく、わかんねぇな、ニノも。
女よりめんどくさいってことなのか…
「濡れねぇくせに、おんおん、言うよな?アイツ。」
リーダーはやっぱり、リーダーで。
俺たち、これからどうなるんだろう。