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僕は君を連れてゆく

第30章 2.5次会


俺自身が出すその滑りが動きを良くしているのがわかる。

くちゃくちゃという音が翔くんの手が上下に動くたびに耳に届く。

それはとっても恥ずかしいんだけど、
それに勝る快感があって…

大輔さんのときも、ニノのときも、大野さんのときも…俺は今まで全て酒に頼ってきた。

だけど、今は違う。

松本潤として、翔くんに触れられている。

「あぁ、翔くん…どうしよぅ…」

腰も動いちゃう。

「気持ちいいの…」

翔くんの喉がゴクリと音を立てた。

「反省してる?」

「してる…っあ…」

くちゃくちゃ

「気持ちいい?」

「気持ち、いい!」

くちゃくちゃ

「俺が好き?」

くちゃくちゃ

「好きっ!大好きっ!」

グリっと先端を引っ掻かれるように親指が動いて
翔くんの手の中に俺は翔くんへの、思いをぶちまけた。

「ぁ、あぁ…キモチ…」

全身から汗が吹き出てる。

喉もカラカラ。

翔くんは手をぬぐって冷蔵庫に飲み物を取りに行ってくれた。

俺の上半身をそっと起こしてペットボトルの飲み口が俺の唇に当たった。
ゆっくりと、倒してくれて少しずつお水が俺の口の中にたまる。

水を数口飲ましてもらった。


「大丈夫か?」

俺は頷いた。

「続きして?俺を抱いてくれる?」




「っあん、あ、あん、あ…」

翔くんのが俺のお腹の中にいる。

ニノの時は、痛くて仕方なかったのに…

「んっ…まって…も、っあん!」

気持ちいい
愛する人に抱かれる

愛する人と触れ合える
こんなに気持ちいいんだね

「イキそう…いい?」

ラストスパートをかけるように翔くんの動きが早くなった。

ダメだ
飛んじゃう

翔くん
キスしたい

キスして?

俺は意識を手放した。



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