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ガラスの靴がはけなくても

第10章 ガラスの靴がはけなくても




4月も終わりに近付き、新年度が始まって少し。
特に代わり映えもなく日々が過ぎていっているように感じていても、実は少しずつ変化をもたらしいていて。




「「付き合ってる~~~!!?」」



「そうなんです」



語尾にハートがつきそうなくらい甘い声の亜依ちゃん。
その笑顔からは幸せオーラが満ち溢れてる。



「莉乃さんが振ってくれたおかげです」



そう。亜依ちゃんのお相手は営業部若手のホープ。爽やか笑顔の澤村くん。

見た目はとっても可愛い女の子。中身は意外と肉食系。
チャンスはきっちりものにする強かな女の子亜依ちゃん。

自分だって素敵な彼氏がいるくせになんだか悔しそうにしてる香織さんは相変わらず。


女子会ランチを終えて、会社へと向かう道で春だな~って呟く香織さんに頷く。
桜はとうに散ってしまったけれども、なんだか春の匂いを感じる。ぽかぽかとした日だまりの匂い。



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