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夢現、

第1章 夢でもいいから

(.゚ー゚o[side ⓝ]o

ボタンを指先で弾くように外し、
よれたシャツをはだけさせると、
色白な鍛え上げられた肉体が露わになる。
そのつるりとした白い肌と、たっぷりとした
筋肉を蓄えた身体の厚みはどこかミスマッチで、
なのに、だからこそ色っぽいというようなところがある。

張りのある胸筋から、綺麗な筋が入ったお腹、
徐々に下がりながら愛撫を進めていく。
臍の窪みをちろりと舐めてやると、ぴくんと
翔さんの肩が跳ねた。そっか、ここ、好きなんだ。

左手が革のベルトに触れる。そちらに
目を向けることなく、息を荒げている
翔さんの顔を見ながらその下に手を這わせた。
恥ずかしさ故かずっと私から顔を
背けていた翔さんが、びっくりしたように
こちらを向く。ばっちりと目が合ってしまって、
彼は気まずそうな顔をする。

だって、こうしたら絶対その顔をこっちに
向けてくれるでしょ。
そのまん丸な目で淡い期待と羞恥を
訴えるんでしょ?知ってるよ、そんなの。

『…ジーンズなのに、こんなになっちゃって
痛くありません?』

言いながら、インディゴの布地が
固く押し上げられたそこに手を当てた。
心なしか、ほんのり湿っている気がする。
感度、良過ぎじゃないですか?

そこを締め付けるボタンとチャックを開いて
ボクサーパンツ(迷彩柄だった)もずらして
翔さんの熱を開放してやった。

S「──…っ、は、ぁ、」

締め付けられていたところが解放されたからか、
翔さんは低い声と共に熱い吐息を漏らした。
まぁ、落ち着いてる場合じゃないんですけどね。

前置きもなく、いきり立ったそこの先端に
ちゅ、と口づけて、同時に左手の
人差し指と親指で上下に扱き始めた。

S「あっ…あぁ ──…っ!!」

程なくして先端から薄く濁った液体が零れる。
構わず指を動かし続け、先端を咥えて
これ以上零れないように吸い取った。
やがて肉付きのよい太腿がガクガクと痙攣し、
熱くなったそこがどくん、と脈打つのを
指先で感じ取った。

あぁ、可愛い。

『イッっていいよ、翔さん』

そう言って優しく先端に吸い付いてやると、
赤ん坊のような泣き声を殺しながら
翔さんは勢いよく熱を吐き出した。

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