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夢現、

第1章 夢でもいいから

( .゚ー゚o[side ⓝ]o

草木も眠る丑三つ時。

22過ぎに収録が終わってから、シェアハウスに
直帰して、それからだいぶ放置していた
パズドラのアプリを起動した。

収録である程度頭を使ったり、大きな声で
喋ったりして若干疲れてはいるけれど、
仕事に使う労力とゲームに使う労力は別。
自分でも不思議ではあるけれど。

自分のベッドでごろごろしながら
パズドラを進めて、どれ位経っただろう。
ふと腹の虫が鳴いたのに気づく。
ゲームをしてると、ついつい寝食を忘れてしまう。

『ご飯…食べてないや、』

正確には、収録前にロケ弁を少し
つまんだのだけど。
それだけじゃやっぱり足りなかったらしい。
一応これでも成人男性ですからね。

誰かご飯作ってたりしないかなぁ、
そう思いながらのろのろとベッドに座り込み、
はたと思い出す。

今日はリーダーは現場から直で
明日のオフに備えて
行きつけの海沿いのロッジに向かったし、
相葉さんは斗真と、Jは前やってたドラマの
関係者と飲みに行くとか言ってたな…。

仕方ない、何か夜食でも作りますか。
側にあったグレーのパーカーを羽織り、
部屋を出た。

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