夢現、
第1章 夢でもいいから
(.゚ー゚o[side ⓝ]o
この前Jが作ってくれた煮込みハンバーグ。
パッと見たとこ子供のゲンコツ大のが3~5個位余ってる。
タッパの蓋を開け、フォークでその塊を
大雑把につぶしていく。
ほろほろと小さな塊になったところで、電子レンジへ。
それから鍋にたっぷりのお湯を沸かし、
パスタを2人分投入。
固まらないように菜箸で湯がいていると、
適当に羽織ってきたパーカの袖がずり落ちてきて煩わしい。
まぁ私、洋服買うにも面倒くさくて
試着なんかしませんからね。こんなことは日常茶飯事。
暖かけりゃいいんですよ。
そうこうしているうちにレンジが軽快な音を立てて
温め完了を知らせてくれる。
ほかほか湯気を立てるハンバーグ(のつぶしたやつ)を
温かいうちに更につぶす。
それから茹で上がったパスタを湯切りして、ザルに開けて
オリーブオイルをかけておく。
S「すげー…ニノ、手際いいね…」
いつの間にかキッチンのカウンターに翔さんがいた。
頬杖をつきながら、さも感心したように
そんなことを言っている。
『まぁ、料理が苦手な翔さんにはできないですよね、こんなこと』
S「うっせ!」
ちょっと照れくさくて、そんな捻くれた口調で返すと
すぐさま反抗してくる翔さん。子供みたい。
うるさいとか言いながら、私の手元をうきうきした目で
眺めているから、尚更子供みたい。
『もうすぐできますから、翔さんは
大人しくテーブルに着いててください』
あ、また。別にそうやってきつい言い方しなくたっていいのに…。
もう癖というか、気がついた時にはもう遅いんですよね。
気ぃ悪くしちゃったかな、と少々申し訳ない気持ちで
翔さんを見ると、特に気を悪くした様子でもなく
ふきんを持って食卓テーブルに向かっていた。
小声で「飯~飯だ~」なんて口ずさんでいる。
余計な心配だった。そういう翔さんだから、好きなんですけどね。
この前Jが作ってくれた煮込みハンバーグ。
パッと見たとこ子供のゲンコツ大のが3~5個位余ってる。
タッパの蓋を開け、フォークでその塊を
大雑把につぶしていく。
ほろほろと小さな塊になったところで、電子レンジへ。
それから鍋にたっぷりのお湯を沸かし、
パスタを2人分投入。
固まらないように菜箸で湯がいていると、
適当に羽織ってきたパーカの袖がずり落ちてきて煩わしい。
まぁ私、洋服買うにも面倒くさくて
試着なんかしませんからね。こんなことは日常茶飯事。
暖かけりゃいいんですよ。
そうこうしているうちにレンジが軽快な音を立てて
温め完了を知らせてくれる。
ほかほか湯気を立てるハンバーグ(のつぶしたやつ)を
温かいうちに更につぶす。
それから茹で上がったパスタを湯切りして、ザルに開けて
オリーブオイルをかけておく。
S「すげー…ニノ、手際いいね…」
いつの間にかキッチンのカウンターに翔さんがいた。
頬杖をつきながら、さも感心したように
そんなことを言っている。
『まぁ、料理が苦手な翔さんにはできないですよね、こんなこと』
S「うっせ!」
ちょっと照れくさくて、そんな捻くれた口調で返すと
すぐさま反抗してくる翔さん。子供みたい。
うるさいとか言いながら、私の手元をうきうきした目で
眺めているから、尚更子供みたい。
『もうすぐできますから、翔さんは
大人しくテーブルに着いててください』
あ、また。別にそうやってきつい言い方しなくたっていいのに…。
もう癖というか、気がついた時にはもう遅いんですよね。
気ぃ悪くしちゃったかな、と少々申し訳ない気持ちで
翔さんを見ると、特に気を悪くした様子でもなく
ふきんを持って食卓テーブルに向かっていた。
小声で「飯~飯だ~」なんて口ずさんでいる。
余計な心配だった。そういう翔さんだから、好きなんですけどね。