夢現、
第1章 夢でもいいから
(`・З・´o[side ⓢ]o
『うおぉ…すげぇ!』
目の前に差し出された
温かな湯気をあげる皿を見て、思わずそんな一言が漏れた。
N「ミートソーススパゲッティ…カッコ、Jの作ったハンバーグをニノさんがアレンジしたやつ、です。」
フォークを皿の脇に置きながら、ニノが
明らかに即席な料理名を告げる。
しっかし、ものの7~8分でこんなしっかりした
飯を作れるニノはすごい。例え松潤の作った余りモン活用でも。
『いっただっきまーす!!』
置いてもらったフォークを取って、スパゲッティを
口いっぱいに頬張る。
程よく塊を残したミートソースの肉感と、
アルデンテな茹で具合のパスタがよく合う。美味い。
N「ちゃんとお行儀よく食べてくださいよ、まったく」
ニノはやっぱりそう言うだけあって、丁寧に
フォークでパスタを一口分に巻いて食べている。
一方の俺は、盛られたてっぺんから
がさつに一口分掬って、そばのようにすすって食べる。
食べ方ってやっぱり性格出るよなぁ。
N「チーズ、かけますか?」
口いっぱいにパスタを詰め込んだので喋ることが叶わず、
ふごふご言いながら頷いた。
仕方ないなぁ、という表情で粉チーズを
俺の皿にかけてくれる。
その拍子に、ニノの腕から捲っていたパーカーの袖が
だるんと落ちて、「ああもう」と煩わしそうに
引き上げる。何だか、その一連の動作が可愛い。
N「…何見てるんです?」
視線に気づいたようで、怪訝そうにそう言う。
『ふぇふぃあんえもやいおー(別に何でもないよー)』
N「言えてないし」
そんなくだらないやり取りをしていると、
ふ、とニノの口元に笑みが浮かんだ。
よかった、笑った。
変な姿を見せて、機嫌を損ねてしまったのでは
ないかな、という一抹の不安がすうっと消えていく。
ニノ、自分のペース崩されるのものすごく嫌がるから。
N「で、一体どうしたんです?さっきは。」
お上品にティッシュで口の端を拭いながら
ニノがそう訊いてきた。
俺は口の中のミートスパゲッティ
(Jの作ったハンバーグをニノさんがアレンジしたやつ)を
飲み込んで、ことの顛末を思い浮かべた。
『うおぉ…すげぇ!』
目の前に差し出された
温かな湯気をあげる皿を見て、思わずそんな一言が漏れた。
N「ミートソーススパゲッティ…カッコ、Jの作ったハンバーグをニノさんがアレンジしたやつ、です。」
フォークを皿の脇に置きながら、ニノが
明らかに即席な料理名を告げる。
しっかし、ものの7~8分でこんなしっかりした
飯を作れるニノはすごい。例え松潤の作った余りモン活用でも。
『いっただっきまーす!!』
置いてもらったフォークを取って、スパゲッティを
口いっぱいに頬張る。
程よく塊を残したミートソースの肉感と、
アルデンテな茹で具合のパスタがよく合う。美味い。
N「ちゃんとお行儀よく食べてくださいよ、まったく」
ニノはやっぱりそう言うだけあって、丁寧に
フォークでパスタを一口分に巻いて食べている。
一方の俺は、盛られたてっぺんから
がさつに一口分掬って、そばのようにすすって食べる。
食べ方ってやっぱり性格出るよなぁ。
N「チーズ、かけますか?」
口いっぱいにパスタを詰め込んだので喋ることが叶わず、
ふごふご言いながら頷いた。
仕方ないなぁ、という表情で粉チーズを
俺の皿にかけてくれる。
その拍子に、ニノの腕から捲っていたパーカーの袖が
だるんと落ちて、「ああもう」と煩わしそうに
引き上げる。何だか、その一連の動作が可愛い。
N「…何見てるんです?」
視線に気づいたようで、怪訝そうにそう言う。
『ふぇふぃあんえもやいおー(別に何でもないよー)』
N「言えてないし」
そんなくだらないやり取りをしていると、
ふ、とニノの口元に笑みが浮かんだ。
よかった、笑った。
変な姿を見せて、機嫌を損ねてしまったのでは
ないかな、という一抹の不安がすうっと消えていく。
ニノ、自分のペース崩されるのものすごく嫌がるから。
N「で、一体どうしたんです?さっきは。」
お上品にティッシュで口の端を拭いながら
ニノがそう訊いてきた。
俺は口の中のミートスパゲッティ
(Jの作ったハンバーグをニノさんがアレンジしたやつ)を
飲み込んで、ことの顛末を思い浮かべた。