半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)
第48章 まだか結果は?
弾丸は独特の、ノーモーションからの左ジャブを放つ。
あのジャブは食らったヤツにしか解らないが、不意に打ってくるので、パンチの出所が見えない。
「いいぞ、ケースケ!」
「ケースケ君落ち着いてきましたね。この試合は勝つ事が重要じゃない。きちんとボクシングの基礎が出来てるかどうかを裁定する場です。ケースケ君はダウンなんて奪わなくても合格できます」
「でも、ここまできたらやっぱダウン奪ってKOで合格したいじゃん!ケースケならKO出来そうだよ」
残り1分、弾丸は左フックを叩き込んだ。
「ダウン!」
「やった!ダウンしたよ!」
「ケースケ君のスクリュー気味のフック、あれは武器になりますよ。もしかしたら彼はかなり上まで行けるポテンシャルを持ってますよ」
マジで?かなり上って、世界チャンピオンかよ!
カウント8で相手は立ち上がった。
しかし、ゴングが鳴りプロテストは終了した。
「いやぁ、テスト終わったら腹減った~!」
弾丸はテストの呪縛から逃れたかの様に清々しい表情をしていた。
「よし、飯でも食いに行こうか。オレも禁酒してたから飲もうかな」
オレたち3人は近くの中華料理屋で飯を食って帰路に着いた。
翌日、弾丸はストライカーと共に再度後楽園ホールに足を運んだ。
あのジャブは食らったヤツにしか解らないが、不意に打ってくるので、パンチの出所が見えない。
「いいぞ、ケースケ!」
「ケースケ君落ち着いてきましたね。この試合は勝つ事が重要じゃない。きちんとボクシングの基礎が出来てるかどうかを裁定する場です。ケースケ君はダウンなんて奪わなくても合格できます」
「でも、ここまできたらやっぱダウン奪ってKOで合格したいじゃん!ケースケならKO出来そうだよ」
残り1分、弾丸は左フックを叩き込んだ。
「ダウン!」
「やった!ダウンしたよ!」
「ケースケ君のスクリュー気味のフック、あれは武器になりますよ。もしかしたら彼はかなり上まで行けるポテンシャルを持ってますよ」
マジで?かなり上って、世界チャンピオンかよ!
カウント8で相手は立ち上がった。
しかし、ゴングが鳴りプロテストは終了した。
「いやぁ、テスト終わったら腹減った~!」
弾丸はテストの呪縛から逃れたかの様に清々しい表情をしていた。
「よし、飯でも食いに行こうか。オレも禁酒してたから飲もうかな」
オレたち3人は近くの中華料理屋で飯を食って帰路に着いた。
翌日、弾丸はストライカーと共に再度後楽園ホールに足を運んだ。