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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第5章 無職は去れ!


「そうですよ、せっかく集まったんですから」

弾丸とストライカーはなだめるが、オレは泡沫が許せない!

何が理由がわからんけど、キライになるのに理由はねぇ!

「だから詮索すんなって言ったろうに!言わなきゃいけないのか?言わなきゃサークルから出なきゃなんないのか、なぁ!」

「だったら余計な事聞くな!」

決めた!コイツ追い出そう!

「ジョニー、もういいから。泡沫もアツくなるなよ」

弾丸がオレと泡沫をなだめようとするが、もうオレは我慢できない!

「働いてんのか、働いてないのか?どっちだ!」

「ニートだよ、働いてねぇよ!」

「お前はサークル追放だ!」

「泡沫、無職は消えろ!」

「残念ながらそういう事になりますね…」

弾丸もストライカーもオレに同意してくれるとは!

オレは何があってもこの二人を生涯の友として誓おう!

よし、こうなりゃ

「泡沫、ここは払わなくていいから今すぐ出てってくれ。それと申し訳ないがサークルは退会してもらう」

ザマーみろ!ウハハハハハハ!

一生童貞守ってろバーカ!

「無職じゃいけねぇのかよ?何だお前らエラそーに!働かなきゃいけねぇのかよ?」

「泡沫さん、納税は国民の義務ですよ。ちゃんと厚生年金とか納めてますか?」

さすがストライカー!年長者の言うことはスゴいね!

「うるせーっ!!」

そう言いながら泡沫は店を出た。

…これで良し!ギャハハハハ!

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