テキストサイズ

半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第55章 ウゼーヤツ


…あちゃ~、初っぱなから野村に会うのか。
めんどくせー相手に会ったな…

「おーっす!元気かおいっ!この前のキャバの姉ちゃんとLINEの交換したんだぜ、スゲーだろ!」
解ったからそのデケー声近づけるなってーの!

「お、おはようござぁます」

「元気ねえな、おいっ!こっちの方はいっつも元気なクセによぉ~、ワッハッハッハッハッハ」

痛でっ!我が息子をギュッと鷲掴みにしやがる!

「何するんすか、止めてください!」

「バカやろ!男同士のスキンシップじゃないかっ!しかし、お前中々大きいな、何でまだ未使用なんだろな、これで」

「ほっといてください!いいじゃないすか、もう」

朝からいっつもこんな感じだ。

「ところでこの前言ってた家庭教師だった娘とはどうなったんですか?」

オレは野村に探りをいれた。

「あー、あの娘か。いいよなぁ可愛くてさぁ、オレが生徒になって色々教えて貰いたいぐらいだよ、ヘヘヘヘヘ」

このスケベオヤジが!

「野村さんて一体、彼女何人いるんですか?」

「あ?そりゃ多ければ多い方がいいよな、毎回飽きないからなww」

クズだ!最低な男だ!

「でもバレたりしないんですか?」

「オレがそんなヘマするワケねぇだろwwwそれよかいつまで大事に童貞貫き通すつもりだお前は?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ