テキストサイズ

半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第7章 女好きの上司

学生時代はよく、AVをネタにユスられ、よく金を巻き上げられたもんだ、アイツに。

一人暮らしをする原因になったのも、亜美の存在が日に日にウザくなったからだ!

AV観てるのを見計らって部屋に入ってくるという、卑怯極まりない行動で、オレのお楽しみの時間を奪い、挙げ句にゃ、今の様子バラすとか言って小遣いせびるという、ゲスの極みな女だ!

あんなヤツと一緒にいたら、気が休まらない!

だからオレは一人暮らしを決めた。


まぁ、そんなこんなで学生時代から何一つ変わらない生活を送っている。

ただ、違う点は、社会人になった事と、一人暮らしを始めたぐらいなもんだ。


で、話を上司の野村に戻そう。

離婚した理由が【性格の不一致】という事らしい。

しかし、性格の不一致って何だ?

性格合わないで結婚するもんかな?


後付けっぽい理由で、釈然としないなぁ。

まぁこの野村は、随分女遊びをしたらしいから、浮気が原因で離婚を突きつけられたんだろな。

体裁上、性格の不一致という事なんだろな。

だけどオレはこの野村がキライではない。

むしろ好きな上司と言ってもよい。

それは、よくオレにご馳走してくれるからだ!

よくオレを連れては、飲みに行ったりする。

オレは奢ってくれる人が大好きだ!

ただ酒バンザーーイ!

ただこの男は無類のキャバクラ好きだ。

オレを誘っては行こうと言うのだが、オレは持病の【女の前ではコミュ障になる】が原因で、やんわりと断っている。

オレもコミュ障という病に冒されてなければ行きたいんだが、こればっかはどうにもならん!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ