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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第16章 オフ会再び

待てよ?

コイツに聞いてみようかな。

25過ぎて童貞ってどう思う?と。

とりあえず文句垂れてる内容だろうが読んでみよう。

【貧乳という事が何故解るのでしょうか?
あなたはそんな事しか言えないのですか?
そんな事だから、いつまで経っても女性と縁がないのでしょうね。
これからも純血を守り通してくださいねww 】


…腹立つが。

返す言葉がないっ!

まぁ、いいか所詮はサイトだ会う事もないだろう。

オレはメイファに疑問をぶつけてみた。

【あぁ、そうだよ。確かにオレはこの年まで童貞だ。
しかし好きで童貞を貫いてる訳じゃない。
じゃあ聞くが、いつまで経っても童貞だからって風俗で初体験するのはどう思う?】


なんか真面目に書きすぎたかな…

でも疑問に思ったからな。

一応、女の意見も聞いてみたいからな。

早速メイファから返信がきた。

【私はあなたの事は知りません。

ですが、あくまでも私個人の考えですが、初めての相手は好きな人の方が良いかと思います。

金で女性を買って初体験だなんて私には考えられません。

これでよろしいでしょうか?】


コイツは真面目に回答してきたな。

そうか、やっぱ初めては好きな人か…

とはいえいつまでも大事に童貞守るつもりはないしな。

一応お礼を言っとくか。

【ありがとう】

…だけ?ありがとうだけか、オレ?


しかし何書いていいか解らんからな~っ。

よし、ただ一言ありがとうでいいや。

それが今のオレの気持ちだからな。

その晩メイファから返事は来なかった。

次の日も、その次の日も返事は来なかった。

そして再びオフ会の日となった。

オレは前回と同じ場所の駅前で二人を待った。

「こんばんは。早いですね、今日は」

ストライカーが改札を抜け、オレに向かって挨拶してきた。


「お疲れ~っす。久しぶり、まだ弾丸は来てないよ」

二人で弾丸が来るのを待った。

数分後、走りながら弾丸が改札を抜けてきた。

「悪い悪い、遅くなって!ちょい仕事で時間かかっちゃって」

「お疲れ~、大変だなサラリーマンはww 」

「仕事なら仕方ないですよ」

そして3人揃って入る店を探した。



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