半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)
第16章 オフ会再び
「弾丸、確か酒はダメなんだなよな?居酒屋じゃなく、ファミレスでもいいんじゃないかな」
「気にしなくていいよ。一杯ぐらいなら飲めるから大丈夫ww 」
「じゃあこの前の居酒屋にしましょうかね?」
あの居酒屋か…
あんな隔離されたような席に追いやられるなら他の店がいいな。
しかもあの時は泡沫のヤローもいたからな。
別の店にしよう。
「あぁ、あのさ。違う店にしない?あそこうるさくて話が聞こえないからさ。個室みたいな感じの居酒屋を探さない?」
「そうだね、あれじゃ話出来ないからな。ちょっとここら辺歩きながら探そうか?」
弾丸もあの居酒屋は好きじゃなかったのかな。
ストライカーはスマホで何か調べてるみたいだ。
「この先に個室の居酒屋あるみたいですよ。そこにしましょうか?」
「さすが最年長。んじゃそこ行こう」
「意義なし。行こう行こう」
オレたちはストライカーが調べた居酒屋に入った。
「最初からこの店にすりゃ良かったなww 」
確かに弾丸の言う通りだ。
席に着き、まずはビールだ。
「弾丸、ホントに最初はビールでいいのか?」
オレは弾丸に飲めるのか聞いた。
「うん、最初の一杯だけね。後はウーロンにするけどww 」
「あまり無理しないようにしてくださいよ」
まぁ無理して飲まなくても大丈夫なんだがな。
そしてビールを3つ頼み、串の盛り合わせ、ホッケの塩焼き、モロキュウという組み合わせを注文した。
最初にビールがきた。
「んじゃ、お疲れ様。出来ればまた次もこうやって定期的に会おうぜ、カンパ~イ!」
「乾杯!」
オレの音頭で乾杯した。
あぁ~、今日のビールはうめぇなぁ~!