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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第20章 イヤな空気だな


【こんばんは。元気ですか?
私はジョニーさんがああいう質問してきたので、正直返答に困ってしまいました。

ですが、やっぱり最初は好きな人が相手の方が…というより、初めてに関わらず好きな人じゃないとしてはいけないんじゃないかと思います。
色々考えましたが、これが私の答えです】


はぁ、ずいぶんと律儀なヤツだねwww
こっちはすっかりお前の事すら忘れてたよwww

いや、少しは頭の片隅にあったかな。

まぁとりあえず返事だけでも書いておくか。

【こちらこそ、わざわざメールありがとう。

でもオレ、モテないから好きな人出来るのか心配で…
そんな事を考えてつい、ああいう事を質問しちゃったんだ。
でも、ちゃんと答えてくれてありがとう、参考にするよ】

ってオレも律儀じゃんww
なぁにが、参考にするよ。だ!

いやいや、これは相手が真面目に答えてくれたからな。

オレも誠意を持って返信しなければ。


ーーーーーオレはその晩、メイファとメールのやり取りを続けた。

解ったのは、メイファが短大を卒業して今の会社に就職した事、2年前から実家を離れ一人暮らしを始めた事、女子大生の妹がちょくちょく泊まりに来るといった話をしてくれた。

オレは、今日サークルのメンバーとオフ会をした事、帰ってきたら妹が泥酔して部屋の前で爆睡していた事を話した。

…さすがに風俗に行こうという話は出来なかったwww


妹が部屋にいたせいか、メイファとメールをやり取りし過ぎたせいか解らんが…

一睡もしてねぇ!
これで会社に行かなきゃなんないのかよ?

あぁ、悲しき社会人…

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