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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第28章 失神た(おちた)


沙織は管理部署でオレは仕事を教えてもらってる。

しかし、いい身体してるよなぁ~、後ろ姿なんか思わず襲いかかりたくなるようだwww

「仲村君!」

「あ、はい」

「この在庫見つけてきて、早くダッシュ!」

「は、はいっ」

人使いが荒い女だ。

まだクスリの効果が表れてねぇってのに走らされるんだからパシり同然だ。

あぁ、走ると頭に響く~!

「はい、ありました」

「ご苦労さん、それちゃんとチェックしておいてね。後こっちの発注元の数もチェックしといて」

ああ、頭が、頭がグラグラする~。

「聞いてる?解ったの?」

「は、はい」

「しっかりしてよね。二日酔いだからって仕事にならないのは言い訳にならないからね」

「わ、解りました」

うるせえ女だ!

少しはおとなしくしやがれ、だから男が寄り付かないんだよ、アンタには!

沙織は全く男っ気がなくて有名だ。
いくら美人でスタイル良くてもこんなギャーギャー喚く女なんて彼女にしたいとは思わないだろう。

「おぅ、二日酔い!ずいぶんパシられてるじゃねえか」

野村だ。

「マジキツいっすよ」

「あの女、人使い荒いな…アイツもう少し人当たりが良ければいいんだがな」

確かに野村の言う通りだ。

そりゃ仕事の出来る女ってのをアピールしたいんだろうが、下にいるオレはたまったもんじゃない!

何もこんな中小企業でバリバリやらなくてもいいのに…

「仲村君、この伝票の数間違ってるじゃない!」

「やべっ、すいません」

「まだ頭の中酔っ払ってんの?しっかりしなさい!」

オレはひたすら沙織に頭を下げた。

「仲村~、また間違えたのかオマエは!お仕置きだべ~」

と言って野村はオレをスリーパーホールドで締め上げてきた。

「ぐっ、苦しい、ギブ、ギブ…」

「仲村、オマエ失神したふりしろ…」

野村がオレの首を締めながら囁いた。






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