半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)
第33章 都合良く使うな!
何だ?オレの事で揉めてんのか?
昨日の事かな。
「お、仲村。怒られちったよ、高橋にwww」
「おはようございます。野村さん、昨日あれからどうしたんですか?」
「ん?あれから?」
そう言うと野村はオレに耳打ちした。
「昨日一緒に飯食ったろ?あれからスマホ眺めてたらこの近くに昼からやってるキャバクラがあってな。んでそこでギャルと楽しくお話してきたんだよwww
いや~、若い娘はいいね、うん!サイコーだった!」
そう言いながら野村は自分の机に向かった。
昼からキャバクラ?
仕事サボって何考えてんだ、あのエロオヤジは!
あんなのが直属の上司だと下にいるオレらだってヤル気無くすじゃん!
まぁ、普段からヤル気ないけどね、オレも。
そりゃ沙織も怒るわな…
何事も無きゃいいんだが。
で、今日も沙織の使いっぱの様にこき使われて1日が終った。
…テメーらオレを都合よく使ってねえか?
どっちもどっちじゃねーか、これじゃ!