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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第37章 ストライカーの結婚披露パーティー

ストライカーが結婚か…

もちろん童貞とはオサラバするんだよな。
クッソ~、羨ましい!

嬉しい半面、何だか悔しい気もする。複雑な心境だ。

ストライカーはサークルを抜けた。
そしてLINEでグルチャを作り、弾丸と3人で楽しくチャットをするようになった。

結婚相手とは週末に会いデートをしているらしい。

いいなぁデートか。
オレもそういう相手を見つけなければ…

そして月は変わり、ストライカーの結婚披露パーティーが行われた。

式は挙げず、知り合いの店を貸しきって仲間内だけでパーティーをするスタイルらしい。

オレも弾丸も新郎側の友人として招待された。
パーティーを行う店は、ストライカーの同級生が経営する小さなバーを貸しきった。

「ジョニー、オレら場違いかもな…だってストライカーの名前すら知らないじゃん。サイトで知り合いました、って恥ずかしくて言えない雰囲気だぜ、こりゃ」

弾丸の言うとおり、身内だのひっそりとした結婚披露パーティーとはいえ、オレと弾丸はかなり異質な客になる。

「御祝儀だけ置いて帰るか」
その方がいいと思ったからである。
「だな、あれこれ聞かれるのもイヤだしなw」

オレと弾丸はストライカーに御祝儀を渡し
「やっぱオレら帰るよ。場違いな人間が来るようなとこじゃないよ」
と言って帰ろうとした。

「待ってよ。少しだけいてくれないですかね?」




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